ロボットの花束 第1話
世界大戦の影響によって人々から見捨てられた街「封印都市」。そこからまだ使える物を回収する「屑屋」と呼ばれる商売を生業としている一人の男が居た。彼はその探索の最中、屋上にレドームのような施設の付いた建物を発見し迷い込む。その建物は廃墟となったかつての商業施設であった。建物を探索する中、何故かまだ電気が通っている最上階の部屋を発見する。暗視カメラに突然入った光の中に映し出されたのは、少女の形をしたロボット「ほしのゆめみ」。彼女は彼を250万人目のお客様と称して、花束と称するガラクタを渡し、投影によって歓迎しようとする。その「少し壊れているロボット」を自称する彼女の話によれば、そこは商業施設の最上階にある「プラネタリウム」であり「星空」を見せてくれるのだという。しかしその装置は壊れており、直す者の居ない封印都市では投影できるはずもない。担当者によりじきに修理され投影出来るようになると引きとめる「ゆめみ」を後に「屑屋」は再びそこを去ろうとするが、気が変わり踵を返す……。