石垣直角、ただ今参上! 第1話
直角は長州藩の下級武士・石垣小太夫の長男。「武士として恥かしくないように真っ直ぐに生きなければならない。例えば曲がり角でも直角にまがるように」と命名され、その名の通りに真っ直ぐに成長してきた。そしてこの春、見事に藩の名門校・萩明倫館への入学を果たす。武士道を極める日々の始まり。そんな入学式に、直角は早くも上級生とのトラブルに巻き込まれる。
The Stubborn Samurai Boy·Fuji TV
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1シーズン · 36話
直角は長州藩の下級武士・石垣小太夫の長男。「武士として恥かしくないように真っ直ぐに生きなければならない。例えば曲がり角でも直角にまがるように」と命名され、その名の通りに真っ直ぐに成長してきた。そしてこの春、見事に藩の名門校・萩明倫館への入学を果たす。武士道を極める日々の始まり。そんな入学式に、直角は早くも上級生とのトラブルに巻き込まれる。
直角と打ち合い敗北した郷慎太郎は、武士としてその雪辱を果たすため、正々堂々と校内武芸大会で直角に挑戦することにする。しかし担任の細刈先生は菊組の代表に直角を選ばなかった。ここは応援に専念する直角。しかし仲間の不甲斐ない戦いぶりに業を煮やし、教師たちの制止を振り切り木刀を抜く。郷との決着戦が、いま始まる。
武芸大会後に郷と意気投合した直角。しかし連日の乱闘騒ぎが父の耳に入った。怒り悲しむ小太夫は直角が次に木刀を抜いて乱闘したら切腹すると言う。そんなとき、学園では月形一派が、暴力にものを言わせ、我が物顔で悪事を働いていた。月形一派の専横ぶりを見るに見かねて、郷は直角に月形たちを懲らしめようと持ちかける。しかし直角には父との約束があった。
父との約束を守った直角は、郷ともども月形たちに散々に痛めつけられる。それでも立ち向かわない直角に失望し、去っていく仲間たち。ますます増長した月形は、菊組の生徒全員に直角を殴れとけしかけ、断った少年に制裁を加える。そんな様子を黙ってみていられる直角ではない。父との約束を敢えて破り、必殺技「直角斬り」で月形たちを成敗したのだった。
月形との乱闘を知り、切腹しようとした父・小太夫。しかしそれを城代家老の立花薫に止められる。立花は明るく正義感の強い直角を高く評価していたのだ。晴れて木刀禁止が解かれた直角。瞳凛太郎が編入してきたのはそんなときだった。明晰で成績優秀な瞳は、すぐにクラスの人気を集める。しかし郷だけは瞳の噂を聞きつけて、彼に対して警戒を強めるのだった。
学園の人気を一身に集める瞳凛太郎から、直角は剣の稽古を付けてくれと頼まれる。瞳の剣筋はなまくらだったが直角は一瞬鋭い殺気を感じ、瞳を打ちのめしてしまい級友の反感を買ってしまう。そんなある日、直角は立花から城に呼ばれる。立花は直角に学園の中心になるよう諭し、城に残って考えろと申しつける。しかし、今夜は月形に決闘を申し込まれた日だった。
月形との決闘に行かず、立花の言葉を一晩考えた直角。しかし、わかったのは「萩明倫館を揺るがす力が働いているらしい」ということだけ。その頃学園では、横暴を再開した月形一派に、瞳が中心となった菊組が立ち向かっていた。一触即発の場に帰ってきた直角は、月形を再び倒し学生の人気を取り戻す。そんな直角に対し瞳は遂に自分の真意をあかし、1対1の対決を挑んできた。
「萩明倫館を文武両道の学園にしてほしい」と立花は直角に言った。その言葉を受けて、さっそく直角は学園内に武芸訓練所を作り、仲間を募る。しかし集まったのは、郷のほかは頼りない学生がふたりきりだった。落ち込む直角の元に、新設校・大門学園から武芸大会の招待が届く。ここで活躍すれば部員倍増と意気込んだ直角と郷は、さっそく大会への参加を決めた。
遂に始まった武芸大会。しかし、この大会は萩明倫館の名誉を失墜させるために大門学園が仕組んだものだった。剣呑な雰囲気の中、萩明倫館は苦戦する。剣術に優れた郷ですら3人抜きがやっとだった。絶体絶命の萩明倫館。しかし直角は必殺技「直角斬り」で次々と勝ち星を増やし、会場の喝采を浴びる。そして最後は、学園の中心的存在で武芸に秀でた大門学園最高の選手だった。
大門学園の武芸大会での直角の活躍ぶりは、萩明倫館でも大きな話題になった。大喝采で迎えられた直角は、この勢いで学園に文武両道を根付かせようと、剣道部を発足する。最初は部員集めにも苦戦するが、そこに手を貸してくれたのが、直角が入学以来反目していた月形一派だった。萩明倫館は、城代家老・立花の思惑通り、直角を中心にひとつにまとまり始めてきたのだった。
月形や郷の協力もあって、萩明倫館剣道部は着実に部員を増やしていた。直角の特訓は少々やりすぎぎみながら、仲間たちの腕は確実に上がってきていて、直角は「学園を文武両道にする」ことに手応えを感じ始めている。そんなある日、学園に編入生があった。長崎で西洋の学問を修めてきたという少年の名は北条照正。先代城代家老・北条照盛の孫だった。
大門学園の武芸大会での直角の活躍ぶりは、学園外にも広がった。それを聞きつけ、挑戦状を送ってきたのは女子だけの剣道部・指月剣道部だった。バカにして取り合わない月形たち。しかし主将の貴杉じゅんを筆頭に、全員剣のレベルは高い。じゅんは直角に一騎打ちを挑んでくる。馬上から繰り出されるじゅんの攻撃に防戦一方の直角。はたして戦いの結末は!?
鋭いじゅんの剣術に、直角は断崖絶壁まで追いつめられてしまう。危機一髪!と思いきや、一瞬の間を見て直角は逆転に成功する。その戦いぶりに感心するじゅんは、直角が打ち合いながらじゅんが崖から落ちないように気配りをしていたことも見抜いていた。そんな二人のやり取りを見て業を煮やした照正は、直角に一騎打ちを申し込み、
決闘で直角が照正に怪我をさせたことを知った父・小太夫は、どうお詫びをするかで大騒ぎ。しかし、おとがめは何もなく、安心した石垣親子は庭先で行水を楽しんでいた。じゅんが石垣家を訪れたのはそんなとき。じゅんは直角に萩明倫館で武士道を正しく伝える重要性を語り、「自分が男なら」と悔やみながらも、直角に全面協力を約束してくれた。
じゅんに励まされた直角は、学園生を鍛えるために、自宅の庭で自身を鍛えた仕掛けを萩明倫館に設置する。最初は戸惑っていた仲間たちだが、郷や月形は仕掛けの攻撃をすぐにかわせるようになる。特訓の成果は上々。しかしこのままでは勉学の妨げになる。悩んでいる直角に、じゅんは身を入れて武芸の稽古に励めるように、道場を作る計画を持ちかけた。
道場作りには、仲間も賛成してくれた。費用は半額をじゅんが出し、残りは剣道部員で出し合うことに。そこで直角は気付いた。萩明倫館の他の生徒と違い、石垣家は下級武士。暮らしは豊かではなく、とてもお金の相談はできない。自分で資金を作ろうとお祭りで露店を出しても全く売れず。途方に暮れた直角を励ましたのは、彼を萩明倫館に推薦してくれた桂川先生だった。
桂川先生の言葉に元気付けられた直角に、相撲大会の情報が舞い込んできた。なんと、その賞金が5両!道場のために父と参加した直角は、すばしっこい動きで4人をなんとか勝ち抜いていく。そして5人目として現れたのは、見上げんばかりの山のような大男。綾乃やじゅんの応援の中、スピードで攪乱した直角だが、ついに男に捕まってしまい・・・・・・。
道場建設資金にもめどが立ち一安心する直角の元に、城代家老の立花がやってくる。照正のギタ~を手にした立花は、直角に照正の友人になってほしいと頭を下げる。おやすいご用と引き受けた直角は、照正の屋敷を訪れ、街に連れ出した。じゅんに案内され、手に入れたばかりの道場に来た直角は、仲間たちとの稽古に夢中になってしまう。道場の隅には、ポツンと取り残された照正がいた。
友人になるはずが、寂しい思いをさせてしまった。反省した直角は、照正を自宅に招待することにした。家族も喜び、風呂を沸かしたり食事を準備したりと、歓迎の準備に余念はない。照正も普段通りの憎まれ口をたたきながらも、直角の母には素直になっていた。仲良くなったと満足した直角。しかし照正は、夜の月を見上げながら寂しげな表情を見せるのだった。
北条照盛の指示で、照正のご学友が萩明倫館から選ばれることに。指名されたのは家柄の良い雪佐拓馬、学業優秀な郷、そして直角の3人。北条の屋敷に住み込むことになった直角に、なぜか雪佐は厳しく当たる。それを気にせず、照正のいい友達になろうと奮闘する直角に、照正はわがままを言ったり、夜にいたずらを仕掛けたりと、困らせようとするのだが……。
なぜか雪佐は厳しいが、親友の郷と一緒に、照正のご学友としての日々を過ごす直角。しかし、直角の思いは照正と本当に仲の良い友達同士になることだった。悪戦苦闘しながらも、少しずつ仲良くなっていると感じている直角。そんなある夜、屋敷に賊が侵入する。混乱の中、直角は理由も分からないまま、侵入者たちに捕らえられてしまう。はたして直角の運命は!?
萩明倫館へ久々に登校する日がやってきた。しばらく顔を出さなかった直角と照正にクラスメイトは大喝采。一方、仲間に見限られた雪佐は直角への憎しみを爆発させる。直角は雪佐にライホルで脅され山小屋に監禁される。そこで聞かされた雪佐の野心。照正を利用することしか考えない雪佐に怒りながらも身動きできない直角。そこへ照正が助けに駆けつけた!
直角拉致事件は公表されなかったが、雪佐はご学友を辞退し、郷と直角の二人が残った。年も押し詰まった頃、二人は新年を自宅で迎える許可をもらう。久々に両親に会えると喜ぶ直角だが、照正は寂しそうだ。はしゃぐ直角に、西洋のお正月を見せてやると約束する照正。そして新年。北条家を訪れた直角を、照正はたくさんの贈り物と西洋風のお正月でもてなしてくれた。
直角たち菊組の担任である細刈先生は、新年早々浮かない顔をしていた。なんと立川藩城代家老をつとめる滝沢が、授業の様子を参観に来るというのだ。教育熱心な細刈だが、この日の授業参観は緊張のあまりにメロメロで、滝沢に教師失格を言い渡されてしまう。落ち込む細刈の名誉を回復するために、直角たち菊組のクラスメイトは立ち上がった!
直角が萩明倫館に入学してから、もうじき1年。進級すれば後輩もできると喜んでいた矢先、直角と照正は細刈に呼び出され、数日後の進級試験で好成績をあげなければ、ふたりとも落第すると宣言される。慌てたふたりは家庭教師役を買って出た郷の厳しい指導の元、連日深夜までの猛勉強を始める。そんなとき、萩明倫館に入学が決まった後輩が、苛められたと訴えてきた。
いよいよ迎えた進級試験当日。しかし後輩の頼みを断れずに、直角と照正は試験をすっぽかしてケンカに行ってしまう。が、相手の庄太郎は腕っ節も強く、寝不足もあって勝負は直角の負け。さらに試験を受けなかったため落第と謹慎が言い渡される。謹慎期間中、家を抜け出した直角と照正は、庄太郎が貧しい生活を支えながら、独学で勉強をしている姿を見てしまった。
「あんなに学問が好きなのに、貧しいというだけで庄太郎くんが萩明倫館に入学できないなんて!」怒った直角は、謹慎にも関わらずお城に乗り込み、立花に直訴した。立花は何かを考えている様子だが、直角は問題行為で退学させられそうになる。それを知った父・小太夫は大激怒。これまでにないほど厳しいスパルタ教育で、直角に武士道精神を教えようとするのだが……
能力優先主義を取り入れた藩政改革により、父・小太夫は馬番役から小納戸役組頭へと出世した。萩明倫館にも能力主義が持ちこまれ、細刈もクラス担任から教頭へ出世する。そして新学期。意気揚々とアドバリ~ンで空から登校してきた照正は、直角に世界地図を指し示した。地図を見て驚く直角。世界は余りにも広く、日本がどれだけ小さいかを知ったのだった。
祖父・照盛が立花に「照正は馬鹿じゃ……」と言うのを立ち聞きしてしまった照正は、本当に自分がバカなのか悩む。そして直角なら本当のことを言ってくれるのでは、と石垣家へやってきた。突然の訪問に、直角と母は大歓迎してくれるが、照正の気持ちは晴れない。そこへ仕事から帰ってきた父が、照正が城代家老に任命されたというニュースを持ってきた!
照正が城代家老になって数日。石垣家を先代の城代家老だった立花が訪れた。立花は直角に「城に上がって照正さまを手伝うように」と言う。照正と一緒に仕事ができると張り切る直角に、父は照正の御先祖にあたる照友様の武勇伝を聞かせ、お城勤めの心得を伝授してくれた。それは「絶対逆らわずに耐えること」。その言葉を胸に、直角は意気揚々とお城へ上がっていく。
祖父の「照正はバカじゃ……」という言葉が忘れられない照正は、城の大人たち全員がそう思っていると考え、メチャクチャなことばかりをしている。その姿を悲しみ悩む直角は、立花から照盛が重病であると聞かされた。照盛に立派な照正を見せたいと願う立花。直角は照正にやる気になってもらおうとするが空回り。照正はついに城下でもバカをやって、町民たちに笑われてしまう。
照正が荒れている理由を知った直角は、真相を確かめに照盛の元を訊ねる。すると照盛は直角を暖かく迎えてくれ、照正の哀しかった子供時代の話を教えてくれた。寂しい家庭に育ちながら優しさを忘れなかった照正の話に涙する直角。立ち直ってもらうために直角は、照正を城下でも最も貧しい地区に連れ出す。そこで照正は両親を亡くしても明るく生きる子供たちに出会った。
あの日以来、照正は毎晩城を抜け出し、孤児たちに会いに行っていた。直角はそれを助けるために、門番を木刀で気絶させ続ける。そんなある日、直角は城の大人に囲まれた。照正を城下へ連れだし、その評判を落としているといい、直角を監禁しようとする。照正を本当にバカだと思っている大人たちに激しい怒りを感じた直角は、照正のためにすばらしいアイデアを思いついた。
直角のアイデアは城下の空いた土地に孤児たちの住む家を造るというものだった。しかし直角は裁きの白州に連れ出され、照正のふるまいを正せなかった罪で「百叩きの刑」を言い渡される。叩かれ続ける直角は、それでも照正のことを訴える。「照正くんはバカじゃないし、立派なご城代になれる!」痛みを堪えて叫んだとき、奥の屏風の裏から正装の照正が現れた。
お白州で直角を庇ってくれた照正は、それまでの行いを正し、少しずつ立派な城代家老への道を歩いていった。しかし、そこはまだ子供。今一番気になるのは、萩の街で噂になっている美味しいまんじゅうのこと。何度も機会はあったのに、どうしてもまんじゅうを食べ損ねてしまうのだ。意を決した照正は忍び装束で城を抜け出し、まんじゅう屋へ向かうのだが・・・・・・。
照正が立派な城代家老になるため活躍したということで、直角は立花から家族での温泉旅行を贈られた。両親に親孝行ができると喜ぶ直角だが、事情を知らない照正に呼び出され一足遅れて出かけることに。直角は、一緒に行くという照正と共に温泉地に向かうが、たどり着いてみるとなぜか両親はまだ宿に着いていなかった。心配する直角たちは、ふたりが山賊に襲われたかもしれないという話を耳にする。
シーズン1は全36話
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